沢の予定がない3連休、久しぶりに山の会の山行に参加しました。このルートは北アルプスの中でもなかなか訪れる機会が無いところですが、評判の船窪小屋に泊まると言うことで楽しみにしていた。そうしたらなんとネットで親交のあるMINMINさんとはうさんが、今年の夏それぞれ単独で私達とは逆のコースを歩いていた。お二人のレポを見てもなかなか大変なコース、わたしも同じコースを歩いて2人ともここを1人で歩いたのねぇ〜と思いながら私も歩きました。 新宿発のさわやか信州号で信濃大町まで行く、このさわやか信州号前に上高地に行くときも乗りましたが全然さわやかじゃない!!今回も一番後の座席、これって申し込み順なのだろうか・・・一番後はエンジン音と揺れるので今回も全然眠れなかった。
信濃大町で下りるところはタクシー会社の前、高瀬ダムに行くのにジャンボタクシーを頼んであったのちょうど良かった。七倉のゲートが開くのが6時だというので、ここで朝ごはんを食べて時間調節して出発。七倉で少しゲートが開くのを待った七倉の駐車場にはたくさんの車が駐まっていた。七倉からはタクシーしか入れないのでここでみんなタクシーに乗り換えて行くので2台タクシーが駐まっていました。30分で高瀬ダムに到着。 高瀬ダムはロックウェルダムで東洋一だそうです。 ![]() ![]() 七倉山荘と高瀬ダムに向かうゲート ![]() ![]() 石積みの所をジグザグに登ってダムの上に到着。 ここから湯俣方面とブナ立尾根方面に別れ私達はブナ立尾根方面に歩き出します。トンネルをくぐると吊り橋がありそれを渡って河原に下りてしばらく歩くとキャンプ指定地。河原は花崗岩の土砂で埋まってる。もう一箇所吊り橋を渡り登山口に到着。いよいよ北アルプス三大急登のブナ立尾根に取り付きます。ブナ立尾根は北アルプス三大急登の1つ(あと2つは合戦尾根・ 赤岩尾根)、それと日本三大急登(あと2つは黒戸尾根と西黒尾根)の1つに数えられている、標高1290mの登山口から烏帽子小屋まで標高差1261mを登る尾根です。 ![]() ![]() 一番目の吊り橋を渡り、河原を歩いていく。雨が降ったらここはどうなるのかな・・・ ![]() もう一つの吊り橋は1人ずつ渡ります。 初めはバイブの階段が続き徐々に急になってくる。曇っているのでそんなに暑くないので助かります。周りはブナの原生林、しばらくジクザクの急登が続き途中には番号の書いてある札が出て来て初めが12番、順番に数が減っていくようです。7番目に多分ゴン太落としと呼ばれている尾根に上がった。ここから尾根歩きになりますがまだまだ急登は続きます。 ![]() ![]() 高瀬ダムから25分で登山口に到着・・・初めはパイプの階段。 ![]() 中間点のゴン太落とし、7の番号が有りました。 H2208.5の三角点を過ぎるころ上から下りてくる人達とすれ違うようになる。急登が続きますが開けた崩壊地を過ぎたダケカンバの林の向こうに烏帽子岳かな?と言う山が見えてきましたが本当は前烏帽子岳でした。すぐに烏帽子小屋の道標が出て来て少し下ると青い屋根の烏帽子小屋に到着。 ![]() ![]() 急登が続きやっと前方に山が見えた来た。 ![]() 烏帽子小屋に到着 烏帽子小屋の前からは野口五郎岳や赤牛岳・薬師岳が見える。雲は多いけど展望は良い。受付をす ませ荷物を置いて烏帽子岳に行く事にします。本当は明日の予定でしたが早く小屋に着いたし、明日の行程も長いので今日行くことにしました。小屋から見えたピークはニセ烏帽子と言われるH2606のピーク、花崗岩のザレ場を登ってピークを過ぎると前方に烏帽子岳が見えてきた。こちらから見ると槍の穂先みたいだ。分岐にはザックがデポしてあり先行者がいるようです。登っていく途中には黒豆の木(ブルーペリーの原種)と木イチゴがたくさん有り、みんなでつまみながら登っていく。![]() 烏帽子岳 ![]() ![]() 山頂直下は岩登り鎖も付いていますが慎重に登る。右は山頂〜反対側の一枚岩から撮る ![]() ![]() 山頂の一枚岩に登る・・・・小屋に戻ります。 途中からは岩場になり鎖を頼りに登っていくと山頂に着いた。といっても誰も山頂には立つ勇気は有りません、一枚岩のところからみんなの写真を撮る。あいにく長野方面はガスがかかっていますが富山県側は展望が良く、赤牛から薬師岳とみんなで山座同定していました。下山も慎重に下りまた木イチゴを摘みながら小屋まで戻る。薬師小屋はそんなに混んでいなくて私達女性3人と男性5人はそれぞれ個室でした。部屋も食事もなかなか良かったのですが唯一の難点はビールが売っていなかったこと〜日本酒はあるのに何ででしょうね。 |
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