今回一緒に登るT島さんと八王子で待ち合わせて一路、富士スバルラインで五合目まで行きます。まだ、山開き前だから空いているかと思ったら、もうスバルラインの五合目は観光バスでいっぱい・・・・はぁ〜いつ来てもここは凄いな。今回車を佐藤小屋まで入れて、そこから出発です。今日は本八合目まで登って一泊、翌日山頂に登り下山。本当は山頂まで登り一泊できれば良いのですが、それだとテントを持って行かないとダメで私には大変、幸い何件かの小屋がもう営業していたので、小屋泊まりになり良かった(笑) 天候は晴れで、時々ガスが掛かりますが、梅雨の時期としては良い天候じゃないかな。吉田口はメジャーな登山口でピーク時は渋滞もする登山道らしいけど、まだ山開き前なので人も少ない。ざれたつづら折りの道を登っていくと七合目に到着、ここからは岩場で山小屋の間を縫って登って行きます。上を見れば八合目の山小屋の文字が大きくみえますが、そこまでなかなか着かない(笑)前回は夜間登山だったので、上を見上げることもなかったけど今回は上を見てはため息をついて登っていきます(笑)雪はほとんど無く時々山肌に残雪が見られる程度でした。
この時期の富士山は高所登山のトレーニングの人と7/28日に開催される富士山マラソンのトレーニングの人が登っていています。前後して登った単独の女性は、中国の「タークーニャ」に登るトレーニングのためテント装備で登っていました。他の人も話を聞くとヒマラヤとかキリマンジャロとか私達と同じモンブランにとか、ほとんどのひとが富士山でトレーニングしているのですね。 富士山の山小屋に泊まるのは初めて、山小屋も開けたばかりで空いていたからいいけどあのカイコ棚にぎゅうぎゅうに押し込められたら悲惨だろうなぁ〜。この時期の富士山は外国の人がたくさん登っていたのには驚いた。もしかしたら日本人より多いかも〜(笑)小屋泊まりの人も多くて、小屋のトイレには驚いていたようで気の毒だった。出来れば良い印象を持って帰って欲しいと思ったけど、あのトイレではねぇ〜帰ったら絶対に話題にするだろな(笑)右の写真は小屋で一緒になったステファンさん、チューリッヒから仕事で来ていてるそうで、帰る前に富士山に登りに来たと言っていました。歩くのも速かったなぁ(笑)しかし、外国の人はほとんど個人で登ってきていている。日本人のようにツアー登山はしないのね。小屋でのんびりしていたら、J願さんが登ってきて私達に合流、なんと2時間30分で登ってきたとのことこちらも早い!!
小屋泊まりだからか前回よりも寒くなく、朝3時30分に出発。ご来光が見られるかと思ったけど今日は曇っていて見られませんでした。時計回りでお鉢周りをして剣ヶ峰に向かいます。ここにも人がたくさん(笑)剣ヶ峰の下に残雪があり、そこをトラバースするのが今回の核心かも・・・落ちたら火口まで一直線〜慎重に歩きました。そこからはもう残雪もなく、なんとテントを張っている人もいましたよ。 火口の周りにある山の中で、剣ヶ峰の次ぎに高い白岩山に登ったら下に石で文字を書いてあるのが見えて面白い(笑)前回は360度見渡せたけど、今回は曇っていてなにも見えない、でも風もなくまずまずの登山日和でした。ゆっくりとお鉢周りをしてからいっきに下山しました。また富士山に登るとは思ってもいませんでしたが、今回もお天気に恵まれて登頂出来ました。
さてさて、モンブラン登頂に向け2月の赤岳からトレーニングを始めてから半年、この富士山でトレーニングも終了。ガイドの森さんに、体力を付けるのにはどんなトレーニングをしたらいいですか?と聞いたら、山に登ることだと言われ、それから毎週山に行く事に決めてトレーニングしてきました。本番が近づいて来ると大丈夫か不安になってきましたが、後は運を天にまかせてガンバルしかない!!と気合いを入れて出発です。
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