登った日 2008年8月23日(土)〜26日(火)
北アルプス、室堂〜薬師岳〜折立


8/25(月)時々
スゴ乗越小屋5:50〜(1時間15分)〜間山7:05〜(1時間40分)〜北薬師岳8:45〜(1時間5分)〜薬師岳9:50/10:50〜(35分)〜薬師岳山荘11:25〜(1時間)〜薬師峠12:25〜(35分)〜太郎平小屋12:50着 ※歩行時間6時間10分(休息含む) 休1時間


 朝起きて外の天気をみたら月が出ていて今日はお天気が良さそうでホッ、朝ごはんを食べ小屋前で写真を撮りますが今日はみんなにこにこ顔です。深瀬さん達は五色ヶ原まで行き、出来れば黒部湖まで下りて今日中に帰りたいと言っていましたが、後で聞いたところ五色ヶ原に泊まったそうです。濡れて重くなったザックを背負って五色ヶ原までは大変だと思う。スゴ乗越小屋を出発するとしばらくは平坦な樹林帯の中を歩いていくと下に黒部川が見え、樹林帯を抜けてジグザクの登りを登っていくとだんだんとガスって来た。



奥木挽山の稜線からの日の出・・・・今日はお天気の中出発です。

間山までの登り

下をみたら黒部上ノ廊が見えた。


右に池が見え何やら説明の看板が遇ったが朽ちていて良くわからない、後でガイドブックを見たら二重山稜となっていた。前方に雪渓が見えその脇を登っていくと草原になりそこでひと休み、ここで昨日小屋で停滞していたご夫婦が先に行った。なんとかガスが取れないかな〜と念じつつひと登りで間山山頂に着いたら、願いが届いたように右側のガスが取れて薬師岳の山肌と雲海が見えてきた。あいにく黒部側のガスは取れないけどこれだけ見えたら満足です。



二重山稜を登っていくと間山山頂に到着〜

ガスが取れて薬師岳が見えた


間山からは稜線づたいに歩いていきます、初め道は整備されていて歩きやすいのですが上に行くにしたがって岩ゴロの道になり慎重に歩く。こういう登山道はバランスを崩しやすいし、気をつけないと岩の間に足が挟まって捻挫や骨折してしまう恐れがある。焦らずに一歩一歩確認して歩いていく、雲が流れていて時折ガスが取れて回りが見えましたが北薬師の山頂では残念ながら何も見えません。



北薬師岳の登り

北薬師岳に着きました〜何も見えません・・・・


北薬師から薬師岳までの稜線は今日一番注意しながら歩かなければならない岩稜帯。ゆっくりと慎重に歩いていくとなんと黒部側のガスも取れてきて薬師岳のカールが見えその向こうには赤牛の稜線も見えてきました〜足を止めてしばし撮影タイム。前方に薬師岳山頂も見えてきて山頂に居る人達の声も風に乗って聞こえて、こうなると俄然元気になる。



北薬師から薬師岳までの稜線

正面に薬師岳山頂が見えてきました。


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なんだが今まで頑張って歩いてきたご褒美のようにお天気が良くなってきた。岩稜帯の痩せ尾根を通りひと登りで山頂に到着〜やったぁ!!山頂に着いたらちょうど山頂にいた団体の人達が下山していき私達だけ。待っていたようにガスも取れて回りの景色が見えてきて、こうなると現金なもので今まで見えなかったストレスも解消みんなにこにこ顔です。山頂には立派な祠があり中には立派な薬師如来さま、手を合わせてここまでの無事に来られたお礼と、これからの無事を祈ます。時間も有るのでこの山頂でゆっくりすることにした、私達が休んでいるとスゴ乗越小屋でお世話になった女性スタッフが追いついてきた。聞くと今日は太郎小屋のお手伝いをするそうで、もう一ヶ月も山の中に居るとのことこういうスタッフの方のお陰で私達も安心して山登りが出来るのですよね。



山頂に到着〜360度見渡せました。

山頂を後にして・・・・


一時間も山頂でゆっくりしていてさてそろそろ行きますか〜と言うときにスゴ乗越小屋で一緒だったご夫婦が到着、太郎平小屋に泊まるというのでまた後でといい山頂を後にした。そうそう、4人組の女性達は太郎平小屋には泊まったことがあるので今回は薬師岳小屋に泊まるとのことでした。山頂からざれた登山道を下っていくと前方にな黒部川が見えた。来年は赤木沢遡行してみたいと思っているので何処かな〜なんて思いながら下りていくと薬師岳小屋に到着。なかなか良さそうな小屋で機会があったら泊まってみたいなと思う。



薬師岳からの下り・・・黒部源流方面を見る

下に薬師小屋が見えてきた。


薬師小屋からは緩やかな登山道を下っていくと薬師平の湿原に出た。木道をあるいてケルンが積んであるところ過ぎ木道も終わりになると沢沿いの道になる。ここはよくよく見ないと迷いやすい所、カレ沢を下っていきますが伏流になっていて途中から水が出て来た、ここは増水したら歩けないよな〜と思う。赤布を頼りに登山道を下っていくと薬師峠に到着。ここはテント指定地になっていて水場とトイレが完備されている、もう何張りかのテントが設営してあり室堂から一緒だった単独くんのテントを見つけて挨拶をした。休むことなくそのまま登り木道がひかれている広い湿原に出ます、ここは太郎兵衛平広々としていますがガスが掛かり何も見えません。キャンプ場に行く人達とすれ違い太郎平小屋に到着しました。



薬師平のケルンを過ぎるとカラ沢の中に登山道・・・迷いやすい所

沢の中を歩き下ると薬師峠のテント場、登り返して木道をあるいていくと太郎平小屋に到着〜


太郎平小屋の夕食ここは何年か前に薬師沢から雲ノ平に行くときに通ったことがあり2度目です。泊まるのは初めてです、4人なので薬師岳が見える個室に通して貰いました。外でお昼を食べていると薬師岳山頂にいた団体の人達が帰るところ、聞くと富山県の清掃登山の人達でした。子供から大人の人達まで頑張って登ったのですねぇ〜元気に下っていくのを見送って部屋に行きました。薬師岳が見えるかと思っていましたがガスガスで何も見えず、天気が良かったら太郎山まで行ってみようかと思いましたが諦めて小屋の食堂でみんなで無事に着いた乾杯をした。前回の白馬でも時間がありすぎて飲んでいましたが今回も同じくらい飲んでしまった・・・・早く着くとビールを飲む時間が有りすぎる〜



スゴ乗越小屋から太郎平までに見たお花、お花の時期だったらもっと凄いだろうなと思う。





8/26(火)時々
太郎平小屋5:50〜(1時間40分)〜三角点7:30〜(1時間15分)〜折立8:45/9:30発〜(バス)〜亀谷温泉1〜(送迎)〜有峰口11:46発〜(富山電鉄)〜富山駅12:30着/15:30発〜(高速バス)〜池袋22:00着   ※歩行時間2時間55分(休息含む)


 今日は折立に下るだけなのですが折立からの富山に行くバスが9時30分一本だけ。表で支度をしていると単独テント泊君が来て、何処に行くのか聞くと雲ノ平に行くとのこといったい山の中で何泊するのかしらねぇ〜彼を見送って私達も出発。下山のコースタイムが3時間なので6時に小屋を出発する。



太郎平小屋から朝の薬師岳クリックで大きくなります

雲ノ平方面と奧は鷲羽岳かな?


ここの下り初めは木道で木道が終わると石畳の緩やかな道を歩く。昨日薬師岳から見えた道ですね。三角点を過ぎると急な登山道になり下っていき途中で休んでいると、昨日山頂で会ったご夫婦が追い越していった。後から4人組が追いついてきて、薬師岳小屋を何時に出たのか聞いたら3時30に出たとのこと。あの沢沿いの道が大変だったと言っていた。



太郎平小屋からの下りは石畳

正面に有峰湖が見える


折立に着いたら室堂から一緒だった人達も同じバスで、あのテント泊の女性2人やスゴ乗越小屋で停滞していたご夫婦もいた。みんな顔見知りになり和気あいあいとバスに乗る。4人組は富山から青春18キップで帰るとのこと、私達は途中の亀谷温泉に寄って帰える予定ですが、1人は予定がありそのまま富山からはくたかに乗って越後湯沢から新幹線に乗って帰ることなっています。亀谷温泉にはスゴ乗越小屋で停滞していたご夫婦も一緒でした。温泉で4日分の垢を落としてサッパリとして旅館の車で有峰口に送ってもらい富山電鉄で富山まで行き、15時30分の高速バスに乗り22時に池袋に着きました。



折立に到着〜レトロな有峰口駅


初めの2日間は雨に降られましたがメインの薬師岳に登るときはなんとか晴れてくれ念願だった縦走ができました。でも室堂からスゴ乗越までガスで景色が見られなかったのが心残り、いつかまた景色をみにこのコースリベンジしたいなと思います。


 
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