登った日 2008年8月9日(土)〜8月12日(火)
北アルプス。雪倉岳〜朝日岳の地図




8/11(月)
朝日小屋5:45発〜(45分)〜朝日岳6:30/6:40〜(30分)〜吹き上げのコル7:10/7:15〜(1時間30分)〜花園三角点8:45/8:55〜(45分)〜白高地沢9:40/9:55〜(1時間35分)〜兵馬ノ平11:30/11:50〜(40分)〜蓮華温泉12:30着(泊)※歩行時間5時間45分(小休止含む)・休憩60分


朝起きたらなんとガスっています、今日は6時出発の予定なのでゆっくりしていると昨日の女性2人が5時まえに出発していきました。5時から朝食をたべ、コーヒーを飲んで晴れてくれないかなぁ〜と思い支度をするがなかなか晴れません。今日は蓮華温泉に泊まるのだから急いで下る必要もないので、予定より出発を遅らせようかな〜と思っては見たけど、みんなが出発していくとなんだか私もそわそわして結局出発予定時間よりも早く歩き出しまった。この性格どうにかならないかしら・・・・・


清水ゆかりさんとパチリ・・・ガスの中を出発

ガスのなか朝日岳に向かいます、途中で昨日の男性2人に追いついくツガミ新道に行くというのに、もう登りでぼやいているのには笑ってしまった。先に行かせてもらい朝日岳に到着〜ここからの景色を見るのも今回の目的だったのでしばらく山頂で粘ってみましたが寒いので仕方なく歩き出す。



朝日岳山頂〜今回もガスガスです(T_T)


分岐を過ぎ大きな雪渓の所を下りて行くとだんだんとガスも取れてきてもう少し上にいれば良かったと後悔した。石ゴロの道を下っていき少し尾根を回り込んだ先にはなんとウスユキソウがまだ咲いていてお花畑になっている。ガスもすっかり取れ下にはツガミ新道との分岐吹き上げのコルが見えしばし撮影タイム。ジグザグの道を下り吹き上げのコルに到着。大きな岩には日本海へという文字と矢印が書いてあった、いつかこの道も歩いてみたいけど夏は蛇が多いらしいので秋が良いかも〜なんて考えながら五輪尾根方面に向かう。



朝日岳からの下りから見えた景色、もう少し山頂で粘っていれば良かったかな〜

吹き上げのコルに向かって下っていく、

下る途中にはまだウスユキソウとシロウマアサツキ?が咲いていた


吹き上げのコルに到着、岩に大きく書いてありました。


目の前に雪渓が出て来て慎重に渡るが最後の方で滑りそうになった、ここから小さな沢を何回か徒渉する。目印を慎重に探して歩いていく、途中にアヤメが咲いていて正面に朝日岳が見える場所で小休止。古くなった木道があり滑りそうで慎重に渡る。木道は思っているよりも怖い、尾瀬では滑って骨折する人もいるから。ニュージーランドのミルフォードトラックも木道が設置されてましたが、全部に金網かゴムの網がかぶせてあり快適に歩けたので、日本もいつかそうなるといいなと思う。



吹き上げのコルから五輪高原方面の登山道

休憩した湿原の所で・・・


何本か沢を渡りダケカンバの森の中の登山道をトラバース気味に歩いていくと「五輪ノ森」の看板が出て来て、それを過ぎて木道を下っていくと「青ザク」という所に出た。ここから急に見通しが良くなり前方に五輪高原が見えてくる。左に回れ込むように下りていくとワタスゲやニッコウキスゲも咲いている草原が広がりり、木道になる。ここからしばらく木道が続き広い湿原の中を歩いていくと花園三角点に着きここで休憩。ここはお花の時期に来たら素晴らしいだろうなぁ〜途中で重いザックを背負って登ってくる若い女性達に遇い若いって良いなぁなんて思いながら延々と続く木道を下っていく。この五輪尾根半分は木道なのではないかと思うくらい木道が続いているので登るのは大変だと思う。



青ザクという広場から下り五輪高原に向かう

五輪高原、広々とした湿原が広がっていてとても気持ちの良いところでした。

ワタスゲとシモツケソウの草原とワレモコウが咲いている湿原


木道が終わるとカモシカ坂と名前のついている急な下りを下っていくとやっと白高地沢に着いた。ここの沢に掛かっている仮橋が怖い!!・・・徒渉もなかなか大変そうなのでこの橋が架からないと五輪尾根は通れない事になる。何人かの人が休んでいて私もここで大休止、裸足になりつかれた足を沢の中に入れたり手ぬぐいを濡らして首筋に当てる沢の水は冷たくて気持ちが良い〜疲れが取れます。五輪尾根を下った人に聞くとここから兵馬ノ平までの登りがきつかったと聞いていた、地図を見るともう一つ沢を越えてから登りになるようでお昼は兵馬ノ平で食べることにして歩き始める。



白高地沢に掛かっていた仮の橋・・・不安定で渡るの怖かったわ

振り返ってみたところ、ここしか橋を架けるところ無いのかな・・・


初めは白高地沢沿いを進み樹林帯にはいると緩やかなアップダウンの道がつづく、森が日差しを遮ってくれるので助かる。瀬戸川の橋は立派な鉄骨で出来ていてそれを渡りいよいよ登り、ジグザグの道をふうふういいながら登ると木道が出て来て平坦になると突然目の前が開けて兵馬ノ平に着きました。40分の登りでしたが下ってきた後の登りはこたえますね。ここでお弁当を食べることにして大休止、誰も居なく水の音が聞こえてきて静かで気持ちが良い〜ここまで来れば蓮華温泉はすぐだしもう登りはないなと思って水を全部飲んでしまう。30分ほどゆっくりとしていると後続の人達が来たので出発する。



登山道にあった大きな木と瀬戸川に架かる橋。

静な兵馬ノ平湿原


湿原を横切り歩いていくと階段の登りになる。実はこのだらだら登りがなんとも疲れた、休んだ後だからかもう登りはないと思っていたからか精神的にきつい。やっと登りが終わり平坦になると野鳥の森遊歩道に出て鉱山道との分岐を過ぎると林道が出た。キャンプ場の前を通りやっと蓮華温泉に着いた時間はまだ12時30分なので温泉に入ってもバスに間に合うので、このまま帰ろうかな〜と思ったけど、せっかくだから泊まっていくことにして受付をする。部屋は前回来たときと同じ部屋、相部屋だけとまだ誰も来て居ない。



蓮華温泉が見えてきた〜キャンプ場からの登りも疲れた

ひと休みして温泉に入りにいくと朝日小屋で一緒だった2人にあった。お風呂から出てみんなで生ビールで乾杯〜彼女たちは2時のバスで帰っていきました。時間もあるので露天風呂に行こうかな〜と思いましたが人が多いので明日の朝行くことにする。部屋に戻ると横浜から来たという年配の女性3人が来ていたのでご挨拶、聞くと八方から唐松に登り一泊してまた八方から下りて電車とバスを乗り継いで来たそうで、明日は白馬大池に登り栂池に下りるそうです。彼女たちは水着を持ってきて露天風呂に入りに行った、おばさん3人居れば恐い者はないですね(笑)私はその間何していたかって?美味しいワインを飲みながら持ってきた本を読んだりしていました。夕食も終わり3人は明日早出するというのでそうそうに寝ます。


 


8/12晴れ
朝早く3人は出発していき私はご飯の前に露天風呂に入りにいきます、仙気の湯には男性がたくさんいたので上にある薬師の湯に行くと男性1人入っていた。わたしが行ったら気を聞かせて出てくれたので、思い切って入ってみましたがなんだか気がきではなくゆっくりと入れなかった1人だと仕方ないですねぇ〜でも、雰囲気は味わえたので良しとします。



蓮華温泉の露天風呂、下に見えるのが仙気の湯

一番上にある薬師の湯に入りました〜朝日岳と雪倉岳がよく見えます。


初めて北アルプスを1人で歩いてみて、こういうメジャーなコースだったら1人でもいいかなと思った。山岳会に入っていないとやはり一緒に行く人も限られてくるし日程も合わせるのが大変になる。これから私の山登りがどういう形になるかまだ判らないが、なるべく1人で行けるようになりたいなと思う。そのうちに1人テント泊にも挑戦してみようかしら〜でも閉所恐怖症ぎみの私には無理かな・・・・(^^;



 
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