〔赤岳・横岳・硫黄岳〕 八ヶ岳の地図



6/4(月)
展望荘6:55〜(1時間50分)〜横岳8:45/9:05〜(45分)〜硫黄岳山荘9:50/10:00〜(20分)〜硫黄岳山頂10:20/10:40〜(15分)〜赤岩ノ頭10:55〜(1時間5分)〜赤岳鉱泉12:00/12:45〜(1時間55分)〜美農戸山荘14:40着※歩行時間6時間10分


日の出は4時半、reiさん以外は赤岳の山頂を踏んでいますが、私は踏んだと言っても真冬の山頂でタッチしてすぐに下山したので山頂がどんなものか知らない。reiさんにつき合って赤岳に日の出見に行くことにしました。天気が良いのでChiyomiちゃんも行くことになり、行かないと言っていた木曽駒ちゃんも後から登ってきた。風も無く空身なので登りも思ったよりもらくに山頂に到着〜山頂にはカメラマンのおじさんが何人かいました。



展望荘から見た赤岳と山頂から横岳方面

赤岳山頂とお月様と南アルプス


日の出と赤岳山頂

富士山も見えました!!
++大きくなります++
 360度の展望でなんと富士山も頭だけですが見えまさか見えるとは思っていなかったので感激。4人で記念写真を撮って展望荘に戻る途中、滝雲のような雲が山に掛かるのが見えた。素敵な風景を見せてくれるのでやっぱり山は朝一番ですね。
展望荘に戻りバイキングの朝食を頂きます。日が出て来たので予定より1時間早く出発。ここから横岳までは岩稜帯なのでバランス崩さないように慎重に歩きます。



赤岳から下山・・・朝食もバイキングでした

さて、出発です。

++大きくなります++

日ノ岳に向かう所でルンゼ状の一枚岩の所に残雪があり鎖も隠れている、よく見たら右側がスッパリと切れ落ちていている。短い登りだしステップも有るので先行していた男性はそのまま登っていきましたが、私達はアイゼンを付けることにした。朝一で凍っていると怖いし、なによりも安全を優先それにアイゼンを履いている安心です。



右が切れ落ちていて滑ったら・・・

 そこを過ぎると先を行っていた木曽駒ちゃんが指さしたところに、可愛いもこもこしたツクモグサが咲いていました。


こんな斜面に咲いています。


朝露に濡れて初々しいツクモグサ

【ツクモグサ】九十九草 キンポウゲ科

北海道の利尻島、ポロヌプリ、大雪山群、芦別岳、日高山脈北部、本州の白馬岳、八ヶ岳に分布。高山帯の岩礫地に生える。葉は掌状に細かく2重深裂、はじめ長い白色毛をまとうが、のちに脱落し緑色となる。花は上を向いた漏斗状、長さ約3.5cm、黄緑みをおびたクリーム色で、外側の基部に緑白色の毛を密生する。

     (「山の花1200 山麓から高山まで」  著者:青山潤三 より抜粋)

++木曽駒ちゃんのブログからお借りしてきました。++

まだ咲き始めで朝露が付いていて可愛い〜この産毛は咲き始めの時にしか見られないそうです。開き始めたのと蕾のもあり、みんなでそれぞれ写真タ〜イム、こういう場合は時間をかけて何枚も撮らないと「下手な写真も数撮ればその内一枚くらい良いのが撮れるかも」で、今回のベストショットがこの写真〜お花が真ん中に来ていたらもっと良かったけどね。それぞれのベストショット、並べてみました。



++右・大きくなります++

みんなでわいわいと撮影していたら、硫黄の方からガイドさん2人に連れられた団体さん20名くらいが来た。でガイドさんがツクモグサのことを説明してここで撮影タイムと休憩にしますと言うので、私達の居場所が無くなって本当はもっとゆっくりとツクモグサを見ていたかったのに先に行くことになってしまった・・・この後も有るかなと思っていましたが結局無かったので、今から考えるとほんとに残念。もっとゆっくりと見ていたかったわ。そこからはツクモグサを探しながら歩いていきますがなかなか見つからない、途中にはこんな可愛いお花もありました。三叉峰を過ぎ大権現から横岳主峰の奥の院に到着、ここで大休、。ここからは大同心、小同心を上から見られるます。八つは風が強いので有名なのに今回は風もなくて本当に登山日和です。



咲き始めのハクサンイチゲと岩場の私(写真提供:木曽駒ちゃん)

横岳山頂からみた赤岳と権現岳・・・遠くに南アルプス


横岳を後にカニの横ばいと言われる所を慎重に通ると前方に硫黄岳が見えてきた。ここまで来ると岩稜帯は終わり、左側が切れ落ちていますが右にはロープが張ってありキバナシャクナゲの群落が出て来ます。ザレ地にはコマクサも咲くそうで、地図にはウルップソウも咲くとかいてある。



八ヶ岳のカニの横ばい・・・短いながら高度感抜群(写真提供:Chiyomiちゃん)

ここから硫黄岳山荘までの間は高山植物の宝庫みたいですね。Chiyomiちゃんがシャクナゲが咲いているときにまた来たいと言っていましたが、ほんとこれだけの群落が咲くところを見てみたいと思う。



やっと岩稜帯が終わり〜大同心と阿弥陀岳

正面に硫黄岳・・・ここを下ると硫黄岳山荘


硫黄岳山荘でトイレ休憩、ここのおトイレはなんとウォシュレットが付いていてびっくり!!木曽駒ちゃんが言うには八つで一番綺麗なトイレだそうです。 今度来るときにはここに泊まってみようかしら、山荘を後に硫黄岳の登り、ここは広いバーンになっているのでガスに巻かれないようにケルンが所々にあります。


硫黄岳山荘と硫黄岳の登り

山頂は広く風もありません。去年の冬に登ったときとは大違い(06硫黄岳レポ見てね)穏やかな山頂からは360度の展望八ヶ岳のすべての山が見えました。



硫黄岳の爆裂火口と天狗岳方面

山頂のお団子標識

山頂から歩いてきた稜線を見る・・正面は赤岳


下山は赤岳鉱泉方面におります、赤岩ノ頭には少し雪がありましたが問題なく下りられます。登山道にも雪があり所々凍っているところも有るので注意して下りていくと赤岳鉱泉に到着。雪のない赤岳鉱泉は初めてです(笑)ちょうど時間も12時なのでお昼にします、いつも賑わっているのに今日は誰も居ません。



雪が少し残る赤岩ノ頭を下る、登山道にはまだ所々雪が残っていた(写真提供:木曽駒ちゃん)

ジョウゴ沢の分岐を過ぎるとまもなく赤岳鉱泉に到着

 
ご飯を食べて北沢をのんびりと下って林道に出て美農戸に下りていきますが、ここで私がポカをしてシートカット出来る登山道かと思って林道脇の道に入っていったのですが、だんだんと道が不明瞭になり変だなと思い、途中で引き返したのでした。後で地図を見てみたら全然違う方向に行くところであのまま進んでいったら迷うところでした。でも、森の中には赤いペンキで矢印が有ったので仕事道かなにかの道だったのかもしれません。その後は素直に林道を歩いて無事に美農戸に到着〜



車で原村にある「もみの温泉」に、平日なので空いています。温泉に入りやっぱりこれで〆・・・・・(笑)ここで原村に住んでいるネッ友のマーガレットさんが訪ねてきてくれ、美味しいおまんじゅうを頂きました。よっちゃん・マーガレットさんご夫婦には今回のツクモグサ開花情報等、木曽駒ちゃんが大変お世話になったそうで本当にありがとうございました。念願だったツクモグサ、木曽駒ちゃんやハイジさん、マーガレットさんご夫妻のお陰で咲き始めの初々しいツクモグサに出会えることが出来ました。本当にありがとうね〜今度は木曽駒ちゃんのお膝元、木曽駒ヶ岳に行きますからね!!その時もまたよろしくぅ。