登った日 2007年8月21(火)〜22日(水)
天気
メンバー OGURAちゃん・TAKADAさん・由美ちゃん、mogu
目的 由美ちゃんの還暦祝い登山
行程 21日
富士宮口新五合目10:00〜(1時間20分)〜新七合目11:20/11:30〜(45分)〜元祖七合目12:15/12:25〜(50分)〜八合目13:15/13:25〜(40分)〜9合目14:05/14:15〜(25分)〜九合五勺14:40/15:05〜(25分)〜山頂15:30着
※歩行時間5時間30分
22日
ご来光5:00〜剣が峰5:45〜富士宮口下山8:10〜富士宮口新五合目11:50着
関連リンク 新富士ニッサンレンタカー
頂上富士館
富嶽温泉・花の湯
富士山に登りたい(参考にさせて貰ったサイト)
富士山の地図



 3度目の富士山に登ってきた、一回目は北MOGUさんと須走口を18時30分に出発、夜中歩いて午前2時に山頂に着いた。このときは夜と言うこともあり7時間掛かって登りお鉢周りをしてから、御殿場口に下りた。お天気もよかったのでもうこれで富士山登るのはいいやと思っていたら、一昨年モンブランの高度順応で再び登る事に、富士吉田口から登りこのときはまだ山開き前で8合目の小屋も開いたばかりでまだ混んでいなかった。翌日山頂に登りお鉢周りをしてか富士吉田に下りた。このときももう富士山はいいかなぁ〜と思っていたのですが。

 
5合目それがひょんな事から今年還暦の友達と還暦祝いで登ることになった。当初7月の連休を予定していましたが、台風で中止にしてしまった。私の予定も友達の予定もなかなか合わなくてやっと決まったのがこの日、私は前後で沢登りが入っているのですが、何としても今年登らせてあげたくてがんばりました。どうせ登るならまだ登ったことのない富士宮口からと決め、初めは8合目で泊まる予定でしたが今回のメンバーは登山初心者(暴風雨の利尻に登った)ではないので、その日の内に山頂に登る事に変更した。交通手段もレンタカーを借りて新五合目まで行くことに変更、この方がバスやタクシーより時間の融通も利くので良かったと思う。


新富士駅前から8時レンタカーで富士宮口にむかいますが、今時のレンタカーはカーナビも付いているので迷うことなく富士山表口新五合目に到着。お盆も過ぎ交通規制も昨日までだったので空いているかと思ったら、上の方の駐車場はいっぱい。なんとか駐められましたこれが最盛期だともっと大変なのでしようね。5合目でゆっくりと支度をして私は金剛杖を買い10時出発。幼稚園生や小学生もいて何処に行くのかと思ったら宝永火山に登るそうです。



6合目に向かう登山道・・・幼稚園生が遠足に来ていた。


6合目を少し登ったところにヤナギランが咲いていた。白いのはオンタデ


  5合目から6合目まではすぐで一般の観光客の人も来ている。6合目を少し登ると紫色の花が咲いているのが見え、何だろうとみたらヤナギランでした。富士山でヤナギランを見るとは思っていなかったのでびっくりしました。登山道は富士山独特のざれた道で雨が降っていないからか埃っぽい、下りてくる人の埃がまともに顔にかかる。高山病を心配して初めは意識してゆっくりゆっくりと登り、途中で深呼吸と水をこまめに飲むように言う。暑さが心配でしたが、適度に風があり思っていたよりは暑くなくて良かった。



岩ゴロの登山道・・・・・・・・新七合目

空は秋の空かな・・・


新7合目に到着〜ひと休みしますがあまり休みすぎると歩き始めがしんどいので10分休憩でまたゆっくりと歩き始める。ここまで来ると雲の上に出て雲海が目の下になる。ゆっくり登り元祖7合目に到着。新と元祖と何処が違うの?7合目が2つあるなんて何か変だわ。7合目から8合目までは少し岩場が出てきますがざれているよりは登りやすかったりする。高山病はだいたいこの当たりで出てくる、みんなの様子を見ていると由美ちゃんが少し空気薄い感じがするという程度で何とかみんな大丈夫そう。酸素を吸っているけどこれって効果有るのかな?私は初めて富士山に登ったときも、二回目も空気の薄さは感じたことが無いし、モンブランを登ったときも感じなかったから高所には強いみたいです。



元祖7合目と8合目の小屋


空気も薄くなり登るのがしんどくなってくる


8合目で様子をみて山頂に行くか決めようと思っていたので、みんなの様子をみていらなんとか行けそうだったのでこのまま登ることにした。でも、富士山はここからが大変なのですよね、みなの足取りも息も上がってくる。私はここまで最後尾を歩いていたのですが登山道も危ないところはないし、先に行ってもいいというのでお言葉に甘えて先に登らせて貰うことにした。



へたり込んでいる若者・・・上には9合目の小屋が見える



9合目ではみんなの足取りを見て、9合五勺まで登り待つ。やっぱりここまで来ると心臓ばくばくになるみたいで歩くのが極端に遅くなるようで他の登山者の人達も休み休み登ってくる。


9合目の万年雪荘と9合五勺の胸突山荘


富士山の登山道では一番登りやすいかも・・・・


私は一足先に山頂に登りみんなの到着を待っていましたが、風が強く砂埃が凄い!!山頂の郵便局は昨日でお終い、ハガキを出そうと思っていたのでがっかりです。30分位後にみんなも登ってきたので山頂に着いた写真を撮りました。



15時30分山頂に到着。


みんなも16:00に到着〜


今回は山頂に有る頂上富士館を予約してあったので、16時からの受付一番乗りで受け付けて貰いましたがこの富士館の対応が凄い。まず、たたみかけるような説明、高飛車な物言い、部屋はまぁ富士山としてはいい方?だと思うが、10畳くらいの部屋に18人の布団が所狭しとひかれていた。一番驚いたのが夜の7時には消灯でカギをかけてしまうから外に出てはいけないと言われたこと。星空を見たかったのに出てはいけないと言われ、何でですか?と聞くと開けていると夜登ってくる登山者が入ってくるからだと・・・一番はじめに富士山登ったとき夜間登山で夜中の2時に着き、寒くて震えていて山頂のお店が開くのを待っていたのですが、そう言う登山者を入れないためにカギをかけてしまうと言う。緊急の時どうするのでしょう・・・それに泊まっている人も出てはいけないと言うのが納得できませんでした



左が夕食のカレー・・・右がふりかけと海苔だけの朝ごはん

夕飯もこれ以上ショポイの見たこと無いと言うくらいショボイし、朝ごはんなんて白いご飯にふりかけと海苔と薄いスープだけ!!お茶一杯出さないなんて信じられなかった。一昨年登ったときは富士吉田からで8合目の富士山ホテルに泊まったのだけど、ここまでひどくなかったように思う。山頂富士館だけがひどいのかな?朝4時には部屋を追い立てるように出されてびっくり、そこに来てショボイ朝ごはんだったので驚きを通り越してあきれてしまった。やっぱり独占しているからこういう風になるのかな?それにしてもひどい。そんな中で今回登って一番驚いたのはトイレが綺麗になっていたこととゴミも随分減っていたこと、はじめに登った時この富士館の後にあったトイレが凄かったそれがお金を取るようになったけど綺麗になっていたので驚いたこれは嬉しい驚きでした。あとはこの山小屋をどうにかすれば富士山はとてもいい山になるのにと、今回の富士登山では感じました。泊まるだけだと割り切ればいいのだけど、富士山は外国の人達もたくさん登るので、出来れば良い印象で帰って貰いたいと思うのですよね。






だんだんと夜が明けてきます・・・・下の湖は山中湖

お日様が出て来ました〜

ご来光を見るために外に出るともうたくさんの人が待っています。でも富士館から近い所は大日岳の陰になりそうで少し場所を移動して絶好のポジションで待つ。風か強くて寒い中太陽が出て来ました!!私以外は富士山初めてただったのでみんな感激、大変だったけどいっきに山頂に登っておいて良かったと言って貰えた。それにしても風が強い!!ご来光を見てから時計回りで剣ヶ峰に向かいます。馬の背は下りるより登る方がいいと思う。剣ヶ峰ではあいにくガスがかかってしまった。ここからお鉢周りをしていきますが時折ガスがかかり幻想的。富士吉田口に近づくとガスも取れて山中湖・河口湖がよく見える。富士吉田口側の久須志神社のある方は、須走口からとも合わさって登山道も渋滞して大変らしい。幸い私は登山道の渋滞にハマったことがないが、山で渋滞だったらイヤになってしまうだろうな。



ご来光をバックにパチリ・・・

お鉢回りをしていて、火口のの向こうにお日様・・・幻想的です。


お日様をバックに自分たちの陰が火口に映る・

久須志神社でお札を貰い、こちら側の山小屋でお土産を買い暖かい豚汁を食べて下山口の富士宮口に向かうが途中強風で歩けない・・・・こんな風利尻以来です。明日は天気が崩れるのかガスと風がもの凄い勢いで流れている。私達は辛うじてお鉢周りできたけど、あまり風が強いとお鉢回りも危険だと言うことで出来なくなる。



河口湖方面

山中湖方面・・・

富士宮口から8時に下山開始、下りは滑るのでゆっくりと下っていく。下り初めたとき下から登山の格好をしていない若者3人が登ってきた。足元はスニーカー、1人だけショルダーの布袋をぶら下げていて寒い寒いといいながら登ってきた。自分たちで「観光気分で登って来ちゃいました〜」と言っていたのにはあきれた。天候も下り坂だしもし雨でも降られたらどうするつもりなのだろう・・・・低体温症になる場合もあるのに知らないと言うことは恐ろしいわ。



左が泊まった頂上富士館・・・下りる頃には山頂もガスって来た。鳥居を後に下山開始


富士山は不思議な山で子供も多くの登ってくるし、若者も多い、それに外国人も多くみんな軽装で登ってくる。それでも登れてしまうのが富士山なのよね〜日本一高い山は日本一登りやすい山と言うことになるのかな・・・・でも、いったん天気が崩れたら大変なのに、そんなので登れるの夏の間だけのことですけどね。今回3度目の富士山も無事に登れ、友達の還暦もお祝いも出来たし、これで富士山の登山道全部歩いたことになるのでもう富士山に登ることはないと思うけど、また登ってみたくなるかな?夏のトレーニングにはいいかもね(笑)




無事に五合目に戻ってきました・・・・お疲れ様(^^)