西丹沢・畦ヶ丸大室山の地図

登った日 4月15・6日
天気 /
メンバー 山の会7名
行程 新松田〜大滝橋〜一軒屋避難小屋〜大滝峠上〜畦ヶ丸〜畦ヶ丸避難小屋(泊)〜加入道山〜大室山〜犬越路〜用木沢出合い〜西丹沢自然教室


4/15(土)
大滝橋バス停10:50---(1時間15分)---一軒屋避難小屋12:05/12:30---(45分)---大峠上13:15---(1時間)---畦ヶ丸避難小屋14:15着
※歩行時間3時間(休息含む)

  久しぶりに会の避難小屋シリーズ、今回は西丹沢の畦ヶ丸から大室山を縦走するとのこと、大室山は西丹沢の中でもなかなか日帰りでは行けない山だと聞いて参加しました。そもそも西丹沢方面は初めてなので楽しみです。でも家から西丹沢は遠い〜奥多摩と同じくらい時間が掛かる。天気予報では週末の天気余り良くない、土曜日はもっても日曜日は雨マークになっている・・・そんななか久々に大荷物を背負って出掛けます。


  新松田の駅に着いたら大勢の登山者、ここは箱根方面にもバスが出ているのからかな。西丹沢自然教室行きのバスはほぼ満員で出発〜偶然今回の登山口は3週間前、沢登りで来た場所を通っていくのです。沢登りに来たときは駅から車だったのですぐに着いたけどバスは遠回りしていくから時間が掛かるのね。それでも窓からは丹沢湖畔の桜が満開で、山肌にはヤマザクラが咲いていて綺麗。


丹沢湖畔のヤマザクラ

 大滝橋で下車、ここから少し林道を歩いてから登山道に入る。3週間前とは違ってミツバツツジやらスミレが咲いていて木々も芽吹き始めている。沢登りで入渓した地点と、尾根を下山して登山道に出た地点を過ぎると、一軒屋避難小屋に到着した。今回のコースは東海自然歩道になっているので登山道も整備されていて歩きやすい。



  一軒家避難小屋は余り大きくないけど、そんなに汚いというわけでもない。側に沢が流れているので水場は大丈夫でしょ。ここでお昼を食べここが最後の水場なので、各自共同の水2リットルと自分の水を汲む。ここで水3リットルを入れたらザックがいっきに重くなった。丹沢は尾根に上がると水場が無いので仕方ないけど、肩にズッシリと来ます。


一軒屋避難小屋
一軒家避難小屋、中は土間と板の間に別れていて10人くらい泊まれそう

一軒家避難小屋からはしばらく緩やかに沢沿いの道を上っていくと、沢の中で左と右に別れるところが・・・何も考えないで行くと右に行きそうなのですが、ここは左側にある朽ちたハシゴを登って尾根に上るのです。ここは間違えやすいところだわ。



沢沿いの道を歩いて・・・大滝峠上ここから一踏ん張り登る
 
  ザックの重さがじわじわと効いてきた所で分岐の大滝峠上に着き一休み、ここからまたまた急登の尾根路を歩いて畦ヶ丸避難小屋に到着。やれやれ〜重かったです。畦ヶ丸のピークはここから5分ほど登った場所でした。

  なぜ今回ののリーダーがここにしたかというと、小屋の中に薪ストーブが有って火がおこせるかららしい〜みんなで山頂に登った帰り薪になる木を拾いながら戻ってきた。なんとリーダーは鋸持参(笑)初めはいぶっていたけど、その内に火がつき暖かい小屋になりました。今回は私達だけの貸し切りみたいです。

畦ヶ丸避難小屋小屋の中の薪ストーブ
畦ヶ丸避難小屋と小屋の中にある薪ストーブ




4/16(日)/
避難小屋6:30---(15分)---モロクボノ頭6:45---(1時間50)---白石峠8:35---(25分)---加入道山9:00/9:15---(1時間25)---大室山10:40---(1時間20)---犬越路12:00/12:30---(1時間15)---用木沢出合い13:45着
※歩行時間6時間30分(休息含む)


  ストーブを焚いていたので暖かく過ごせましたが、夜半に凄い音がして雹が降ったみたい。外に出ると小雨が降っている〜でも、風もなく本降りのような雨ではない。今日長い行程歩かなくてはならないし、お天気が余り良くないので支度でき次第小屋を掃除して出発です。小屋の前からいったん下り最初のピークモロクボノ頭に到着、ここから尾根づたいに小さなアップダウンを繰り返してバン木ノ頭・シャガクチ丸・水晶沢の頭と歩いて白石峠に到着。白石峠までの尾根道は雨が降って足元が悪いので慎重に歩いていくが、登山道は良く整備されていて歩きやすい。この尾根はブナの木が多くシロヤシオもたくさんあるらしい。芽吹きの時に歩いてみたい尾根路です。


畦ヶ丸避難小屋を出発
雨の中雨具を着て出発です。

  白石峠からひと登りで加入道山に到着、山頂は広く山頂の近くに避難小屋が有りますが、畦ヶ丸よりは小さくトイレもないし、全体的に暗い感じがした。


加入道山
加入道山山頂・・・展望はないがブナの森が広がっている。
 
加入道山避難小屋   休憩もそこそこに先を急ぐ。大室山までの登山道は今までと違って、所々崩壊していてどろどろの路で歩くのが大変。登りも今回で一番長く急で、登ってもまだ先にピークがあってガッカリ。辛抱して歩いていくと分岐の所にでた。ここにザックを置いて、大室山をピストンする。西丹沢では一番高い大室山は、アプローチが長いのでなかなか登るのは大変な山ですが、ブナの森が広がっていて素晴らしい山です。こんなお天気ではなかったら良かったのに〜残念。


大室山山頂、見晴らしは無いけど、ブナの木がたくさんあっていい感じ

  ここからは犬越路を目指してひたすら下りていくと、今日初めての若者のパーティーに有った。展望もないのでひたすら下りると下に真新しい山小屋が見えてきた。新築になったばかりのまだ木の香りがする犬越路避難小屋、中に入ってみると窓も大きく取ってあり明るい。トイレも天水の水洗で良くできている。ここでゆっくりとお昼を取り、今度はここの避難小屋に泊まりに来たいねぇ〜と言いながら、用木沢出合いに向かって下山した。


犬越路避難小屋、新築になって綺麗です。木の香りがして明るい

犬越路・・・右の方に行けば用木沢出合い、真っ直ぐに行けば檜洞丸。

  避難小屋泊まりはなかなか楽しいのですが、1つだけ難点が・・・人気の避難小屋だといっぱいになって泊まれない可能性があるのです。今回もそうだけど大抵用心にテントを持って登らなくてはならない、夏だとツェルトでも良いのだけどね。今回は私達だけだったので気を遣わずに済みましたが、人がいたら気を遣わなくてはならないし、もちろん後片付けと掃除もします。マナーを守って使わせて貰いましょう。