西穂独標の地図

行った日 9月22〜23日
メンバー OGURAちゃんご夫婦、mogu
行程 22日:新穂高ロープウェイ〜西穂高口〜西穂山荘
23日:西穂山荘〜西穂独標〜西穂山荘〜西穂高口


  8月の朝日以来、沢登りには行っていても山にはしばらく御無沙汰していて、なんだか急に山に行きたくなった。そうだみんなと安達太良山に行く約束していたから紅葉には早いと思ったけどみんなに連絡してみようと思い、まず初めにOGURAちゃんに電話したら、「その日はお父さんと西穂独標まで行く予定なの〜」と言われた。西穂かぁ〜あそこはまだ行っていないし、今年は穂高にも行っていないしと思い急遽OGURAちゃんのコースに便乗して行くことにした。安達太良は後で行くことにしよう〜

  私はできれば西穂高まで行きたいと思って計画書は別々にすることにしたのですが・・・やっぱり一緒に行くのだから別になるのはまずいし、私も初めての場所に単独で行くのは危ないと言われたので、今回私も独標までに計画を変更した。


9/22(金曜)
西穂高口14:10〜(70分)〜15:20西穂山荘
 ※歩行時間1時間10分


 新宿から高速バスで平湯まで、平湯から新穂高ロープウェイに乗って西穂高口まていっきに上がります。ここは一昨年の冬上高地に行くとき平湯に前泊したときに来たし、それこそ大昔まだ安房トンネルができる前に夫と来たことがある。その時もお天気が良く笠ヶ岳と穂高の山々がよく見えたのを覚えています。

その時から幾星霜(笑)自分は年をとったけど風景だけは変わらずそこにある・・・まさか何十年後かのわたしがそこを登るなんてその時は考えても居ませんでした。そんなことを思いながら西穂山荘に向かって歩き出す。今回は山荘も混むと思い土・日を外していたので、時間が遅いこともありますが思ったよりも登る人はいません。OGURAちゃんのご主人もほんとに山は久しぶりなのでゆっくりと歩き出します。



登山道途中から見えた西穂高の稜線

1時間ほどで西穂山荘に到着
 

  しばらくコメツガの樹林帯の中を歩いて行く。お天気は曇りで思っていたよりは寒くなく登りになってくると汗ばむくらいでした。1時間少し歩いたところで小屋が見えて私達は「えっ?もう着いたの?」と半信半疑地図のコースタイムでは1時間30分と書いてあったし結構ゆっくりだったのでまだまだ着かないと思っていたので拍子抜けしてしまった。まっ早く着くには問題ないしちょうど良い時間に着いたのではないかな。

 

大きくなります
  西穂山荘は山小屋というよりはロッジのような雰囲気。森林限界に建っているので、目の前に霞沢岳・焼岳・笠ヶ岳と展望は抜群です。部屋は6人部屋で後からガイドさんと来た年配のご夫婦と一緒になった。  山荘は思ったよりも混んでいなくちょうど西穂写真展も開かれていて、投票すると後で抽選がありなにか当たるそうなので3人で見ながら気に入った写真に投票した。夕食までのんびりと風景を楽しむ。笠ヶ岳方面には雲海が広がりそこに沈む夕日を見ていた。



沈む夕日・・・右は笠ヶ岳

  夕食の時なんと今日がOGURAちゃんの誕生日なので3人でカンパ〜イ。夕食が終わったら西穂山荘の写真展に来ている山岳プロカメラマン林三樹生さんの写真を撮る時の撮り方などの講演がありその後に抽選会が有った。私はこういう抽選に当たった試しがないので当たるはずはないと思いながら内心当たらないかななんて思っていましたが、やっぱり当たらなかった。でも、なんと最後の一枚西穂山荘無料宿泊券がOGURAちゃんに当たったのには本人も私達もびっくり!!良いお誕生日プレゼントになりました。



まずは着いたらこれ〜(笑)右は夕食です

OGURAちゃんの誕生日なのでカンパイ〜夕食の後は写真講座が開かれた


9/23(土曜)
西穂山荘6:45〜(1時間25分)〜西穂独標8:10/8:45〜(1時間15分)〜西穂山荘10:00/11:30〜(1時間10分)〜西穂高口12:40着
※歩行時間:3時間50分(休息含む)


  4時半頃起きて外を見てみたら一面の星空、OGURAちゃんに星が綺麗だよ〜と教えてあげた。ここは奥穂高岳に続くバリエーションルートの出発点になるので朝早く出発していく人達のヘットランプの明かりが見えた。私もいつの日か行けるようになるかな?日の出は丸山の陰に隠れて見えませんが今日も雲海が綺麗、笠ヶ岳に日が差してきてこれまた綺麗〜きょうも良いお天気です。

朝日に輝く笠ヶ岳

 朝食を食べて私達も出発、今日も焼岳・奥に乗鞍・霞沢岳・笠ヶ岳と360度の展望です。登り初めは急ですがすぐに尾根筋にでてしばらくは平坦な道を歩いていくと前方に丸山に登る登山道が見えてきた。石ゴロの道を上っていくと程なく山頂みたいな所に着いたけど標識は無い。ここから下の上高地が朝日に照らされて見えてきた。上高地には何回か来ていていつも下から上を見上げて、あの上から下を見てみたいなぁ〜と思っていたのですが、今回やっと思いが叶って嬉しいなぁ。本当に良いお天気で嬉しくなります。OGURAちゃんとは暴風雨の利尻を一緒に登った仲なのでやっぱり山はお天気だよねと言い合った(笑)丸山を過ぎると独票は目の前、何人かの人達が登っているのが見える。直下は岩場になっていますが、そんなに難しくもなく山頂に到着。


丸山の登り、独標と西穂高岳が見える

独標に到着〜後ろに笠ヶ岳

独標から西穂高方面にちょっと行ってみた。(写真:OGURAちゃん)

  今回の登山、OGURAちゃんのご主人何かの本で、独標までだったら初心者でも行けますと書いてあったのを読み、ご主人が珍しく行こうと言ったらしいのですが、登りは大変だったみたいで世話女房のOGURAちゃんに叱咤激励されての登頂でした。山頂は6畳ぐらいの広さなのですが、まだ早かったのでのんびりとできました。私は独標から少し西穂高のほうに行ってみました。独標から下りるのは問題ない先を見てもそんなに難しいところは無さそう。今回は下見として次は西穂高岳まで行く計画を立てよう。


大きくなります




  下りるのが惜しくなるようなお天気で30分も独標の上にいましたが、そろそろ下りなくてはで下山は私が先頭で下りて行きます。途中で昨日講演してくれた山岳プロカメラマン林三樹生さんが登ってきた。奥穂高まで行き今日はいったん下山してまた登ってくるそうだ。上高地にもすっかり日が差して下が綺麗に見える。のんびりと下って山荘に到着。着いたら人がわんさか居てびっくり〜独標方面にもたくさんの人が登っていくのが狭いところのすれ違いは怖いので早めに行って戻って来て正解でした。連休だから混むだろうと思っていたがこれほどとは、昨日はテント場にもテントはなかったのに今は次々テントが張られている。今日泊まらなくて良かったねぇ〜と3人で胸をなで下ろす、人が多いので林さんの講演も無いとのこと。

パノラマ写真、大きくなります



西穂山荘〜下山したらたくさんの人が登ってきていた。

 
 まだ時間も早かったので、私とOGURAちゃんは焼岳方面に少し行ってみることにした。山荘から10分程下ると上高地からの分岐に出る、上高地から上がってきた人達とすれ違う。今度来るときはこちらの道を上がってこよう。地図を見たら池が有りそうなのでもう少し焼岳方面に歩いていくが時間が無くなって引き返す。山荘に戻り西穂山荘名物のラーメンを食べて下山することにした。

  ロープウェイまでの道は祭日ともあってたくさんの人が西穂山荘を目指して登ってきます。西穂高口に着いて展望台から槍ヶ岳と穂高の稜線を見て名残惜しいけど下山しました。今回は思いがけず想い出の西穂高にの稜線に行け、お天気も良く楽しい登山ができました。今度は上高地からか、焼岳経由で西穂高岳まで行きたいな〜



下山途中から見えた槍ヶ岳

ロープウェイの展望台からみた西穂の稜線