山行日:6月20・21日 /
場所:仙台二口・名取り川大行沢地形図:作並
ルートと時間 20日:大東岳登山口11:10〜(登山道)〜大行沢入渓点11:40〜(遡行)〜テント場14:45(泊)※遡行時間3時間5分

21日:テント場7:00〜樋の沢避難小屋(荷物デポ)7:40〜大行沢遡行〜大行沢奥二俣右沢〜970m付近登山道9:30/9:40〜(登山道)〜980m付近登山道9:53〜大行沢奥二俣左沢右沢下降〜885m付近奥二俣〜大行沢下降〜樋の沢避難小屋(荷物回収)11:00/11:35〜(登山道)〜大東岳登山口13:30※遡行時間4時間
34枚有ります

二口温泉の先にある大東岳登山口に車を駐め支度する。今回は下山の靴は置いていく、共同装備は・・・一番軽そうな(スミマセン)タープを持つ事にする。沢登りで一番良いのはお水を持たなくても良いこと、なんといっても水が一番重いのですよね。で、夜の宴会用にお酒を持ってきている・・・これが二番目に重たい(笑)今回参加してくれた中級のすみたさん、沢友会の山行では簡単すぎるということでいつもより荷を重くしてきたとのこと、私のお酒も持ってくれると言うことなのでお言葉に甘えて持ってもらった。
 支度を歩き出しますがお天気がイマイチ・・・小雨が降ってきました。30分ほど登山道を歩いて入渓地点に到着。大行沢のゴルジュ帯の上から入渓です、ここからは大岩のゴーロ帯が続き荷物もいつもより重たいので気が抜けません。一カ所大きな岩の所ではザックを先に上げて登るところもありました。
 今日一番、核心の滝に到着。この二段の滝下段6メートル、上段10メートルは上に深い釜があり、下段の滝の左側を登ったら、今度は右にトラバースして上段を登る。水量が有るので油断できないとのことで、もちろん今日初めてロープで確保して貰いまずはじめに登らせてもらう。上に来たらなるほどすぐ足元に深い釜があり、足をすくわれたらひとたまりもありません。
 二番目にすみたさんが登ってきて、ロープを付けたまま渡渉して反対側に行き確保。そのロープにカラビナを付けて貰い私が渡って行く。距離的には2メートルも無さそうだけど、水圧が強くへたをすると足をすくわれそうになり緊張しましたがなんとか渡る事が出来た。2日前初級の人達も同じ所を登ったときは、水量がもっと多くみんなずぶ濡れになったそうで、今回水量が少なくなっていて本当に良かった。沢の神様も沢友会だから仕方ないなぁ〜と水量を減らしてくれたのかもと感謝。
下段の滝の前で上段の滝を登る
 なんとか核心部を過ぎでまたゴーロ帯を歩いていくと丁度良いテント場が、この場合の丁度よいというのは薪が豊富にあると言うことらしい・・・でも時間がまだ早く明日の行程を考えてもう少し先に行くことにし、2日前初級の人達が泊まった所を通り過ぎ、オオナメが始まる手前で泊まることになった。
 タープを張るのも初めて経験でなるほど〜こういう風に張ればいいのか。中の石をどかして自分の寝る場所を確保。こんなに石があって眠れるのかなと心配になったがマットをひくと全然気にならなかった。次ぎに塾長がイワナを釣りに行っている間に自分たちだけで火をおこしてみるがこれがなかなか難しくて大変。人数分のイワナを釣ってきてくれた塾長はあっという間に大きな焚き火をおこしてしまいさすがです。
たったこれだけでOK流木を切る天然のイワナ〜♪
 タープに泊まるのも初めての経験、釣ったばかりのイワナを食べたのも初めて・・・焚き火でご飯炊くのもカレーを作るのも初めて経験でした。沢屋さんのサバイバル技術のすごさが良くわかり、沢登りしていたら何があって大丈夫な気がする。

沢で初めてのお泊まり
  • 焚き火用の薪は出来るだけたくさん拾うこと、良いテント場とは薪が豊富に有るところ。
  • のこぎりは必需品、着火用には牛乳パックが良い。
  • 焚き火だけでご飯が炊ける事とカレーも作れる。
  • カレーは油や肉を入れなくても美味しく食べられる。
  • タープの中の小石も神経質に取り除かなくても、マットがあれば案外快適に眠れる
  • 閉所恐怖症ぎみの私にはタープは快適。
  • 沢屋さんのお酒はなんといってもビール・・・だそうだ。
ビリー缶でご飯を炊く釣ったばかりイワナの塩焼き〜カレーも美味しゅうございました。
朝、5時起床夜半から降りだした雨はまだやんでくれません。でも沢登りでは雨は余り関係ないのでそれぞれに朝ご飯を食べ後片付けをして7時に出発。すぐにオオナメ帯が始まりくるぶし近くまでの水流のなかまるでアスファルトの道を歩いているよう。でもそのナメの中にも水流で穴が空いているので、そこに落ちないようにと注意された。
 カケス沢の出合いを過ぎてハダカゾウキ沢の出合では2つの滝がかかり右側10mの滝を登ると樋の沢避難小屋に到着。小屋に不要な荷物を置いてここから樋の沢と名前を変えた沢を登っていきます。
オオナメ帯の始まり〜
 樋の沢と名前がつていてるように樋状の滝と釜とナメの沢で回りはすべてブナ林に囲まれている。二俣について休憩している内にだんだんと天気が良くなって日も差してきた。なんだか嬉しくなり疲れも吹っ飛ぶ。途中にある小さな滝を巻くときに、塾長から上から釜を見てと言われてみるとなんとハート型の釜でした。
 奥二俣を過ぎだんだんと沢も細くなり源頭に近づいてくる。2日前まではスノーブリッジだった雪渓が崩落していた。その後にはふきのとうが出始めている・・・そこから少し笹藪をかき分けて登ると大東岳と南面白山の稜線に到着〜
回りはすべてブナ林樋の沢避難小屋
 下山は登山道を南面白山方面に少し歩いて下降、奥二俣からもとの沢に戻り避難小屋まで沢を下る。日が差してきたナメ沢はなんとも素晴らしい〜なんだか戻るのが勿体ないような・・・あっという間に避難小屋に着いてしまった、荷物を回収して外でお昼を食べ登山道を下山した。
天国のナメ
天国のような・・・

 と称される大行沢に行くことが出来た。本来なら沢友会では泊まりの沢は無いはずが、予定していた大雲取谷が林道の崩壊で行けなくなり、今回塾長の好意で大行沢に行けることなり・・・私でも行けますか?と塾長にお聞きしたら大丈夫だと言って貰えた。やっぱりこういう機会を逃すとなかなか行けない沢なので思い切って参加したが、ほんとに行って良かった!!日本にもまだこういう場所が残っているのね。沢の中を歩いていて気持ちの良いこと〜ほんとに沢登りし良かったと思う。

 今回、渓友塾の中級からすみたさんも参加してくれた。この方なんと神戸から夜行バスで仙台入りしていたのです。沢登りを勉強したくて時間とお金をやりくりして渓友塾に参加している・・・やっぱりやりたいという気持ちがなかったら出来ないことだと思った。

 なんとか無事に一泊の沢登りを終えることが出来た、自分では登山道歩きではそこそこ体力も有るし持久力も有ると思っていたが、いまの私の体力と技術は渓友塾ではまだまだ最低のラインだと言われた。沢登りをやっていくのにはもっと体力付けないとなぁ〜それにはやっぱりたくさん沢登りするしかないのかな。