山行日:10月3日(火) のち
場所:那須・阿武隈川白水沢左俣左沢地形図:甲子山
ルートと時間 新白河駅〜(車)〜甲子温泉8:40〜白水沢入渓9:00〜(遡行)〜白水沢左俣遡行〜左俣左沢〜登山道13:45〜(登山道)〜甲子温泉15:10〜(車)〜新白河駅
※遡行時間4時間45分(休息含む)
今回も前回に続いて那須の沢、秘湯の温泉で有名な甲子温泉大黒屋さんの所に車を駐めて装備を付ける。東京を出るときはパッとしないお天気でしたが、だんだんと天気も良くなり吹く風は秋を感じさせる。大黒屋さんの前を通って白水沢の入渓点に向かいますが、旅館の所の阿武隈川は堰堤が作られて秘湯の雰囲気はあまりなくなんだか残念な景色。入渓点に向かう登山道に国道289号線の標識がたっていて国道登山道?には驚いた。
 入渓点はいきなり白水滝の崖っぷちをトラバース・・・ここか少しかぶりぎみの所があり下に滝の落ち口を見ながらのトラバースは緊張した。そこを過ぎたら堰堤がありこれを乗り越し後しばらくゴーロ帯を歩く。次ぎに現れた大滝が衣紋滝と言われる20mの滝、ふかい釜を持った綺麗な滝でここまでは登山者も見に来るようです。ここは登れないので左を巻く。

滝口のトラバース・深い釜と綺麗な水・衣紋の滝
 小さな滝を登っていきますが小さいながらもり深い釜を持っている滝が多い。エメラルドグリーンの釜は綺麗ですが水は温泉水が流れているので奥二俣までは飲めないとのこと。二俣を過ぎて奥二俣まではそんなに大きな滝もなく、キノコを探しながらのんびり遡行。クリタケ、ナラタケ、ブナハリタケなどが有った。
 奥二俣に到着、ここは立派な両門の滝で私達は左を行きますが、右の滝も立派で上から見たら4段の滝になっていた。ここでは最初の2手くらいまで、ホールド・スタンスが細かく慎重に登るが見た目よりはスタンスが有った。

左俣左沢を登る
 この沢は上に行くほど滝が有る、1200m付近で右沢を登り沢筋も細くなっていよいよ源頭に近づいてきましたがまだ結構水が流れている。初めに塾長が最後のスラブがいやらしいと言ったところに着いた。ここは水は流れているが逆層なのでそのまま登るのは難しく、Mさんが右の笹を掴んで登ろうとしたら泥で滑って登れない。ここでお助け紐が出てなんとか登った。源頭近くは浮き石もあるし泥が滑って結構怖い。次ぎに出て来たのが2mくらいの岩、これが塾長も苦労して登った程岩がもろくここでお助けひもが出ましたが、なんと私カラビナにスリングがちゃんと入っていなかったようで、塾長に引っ張られたらはずれてしまい慌てましたぁ〜もしこれがシビアな所だったらと思うとゾォーー!!何事も慌てないでちゃんと確認しなくてはダメですね。注:必ず確認

そこを過ぎたらヤブ漕ぎもなく登山道に出ました。下山はキノコを探しながら少し色づいた木々を見ながら国道289号線を下った。

奥二俣を過ぎても滝の連続・・最後のナメ滝
ルートの選択

 沢を登っていくと二俣とか枝沢にぶつかる、いまは塾長の後を付いていくので地図は見ますがルートを選択する必要はない。でも、今回も見た目は左の方が登りやすいように見えるので、そっちを登った方が良いのでは?と聞くと上はヤブだよと言われる。沢登りは1つルートを間違うと尾根1つ違ってくるし、選択したルートの先はガレだったり登れないところだったりと、楽そうだからとルートをはずれると偉いことになりそう・・ベテランの沢屋さんは地図をみて先を予想出来るのよね。先に何が待っているか?沢の楽しさ難しさはそんなところにあるのかもなんて思った。