朝6時ホテルの窓から見えたモンブラン
朝、ホテルの窓から外をみたら、モンブランがくっきりと見えます。いよいよ本番、気を引き締めてガイドのステファンの迎えを待つ。ロープウェイの駅が有るレズ−シュに着きここに車を置いていく。「明日、無事にここに戻って来られますように」と、心の中で念じてロープウェイにのって登山電車の駅があるベルヴューに向かう。草原を横切って登山電車の駅に着くともう人でいっぱいです。崖の所にへばりついているような登山電車でモンブラン登山口のニ・デーグル向かいます。お天気は上々、駅に着き支度をして登山開始。
レズーシュ駅 |
草原を少し歩いて・・・ |
ベルビューの登山電車駅 |
下の村から登山電車が来ます |
ニ・デーグル駅から歩き始める
初めは岩ゴロの登山道を歩いていると、野生のヤギ?後で調べたらシュタインボックというらしいが居た。一時間ほどで稜線にでたら風が吹いていて寒い、そこからテートルース小屋までの道はジグザグの急登で息が上がりますが道はしっかりとしている。2時間ほど登って雪渓の所に出るとガスガスです。右の方にはテートルース小屋がぼぉーと見えてきた。雪渓手前でクランポンとハーネス・ヘルメットを付けるように指示された。
ステファンが「テートルース小屋には寄らず、このままグーテ小屋までゆっくりと行って上でスープを飲もう」と言って(多分そう言ったと思うが)何がなんだか判らないうちに急いで付けそのまま、ステファン・私・T島さんの順でアンザイレン、えーー休憩無しですか?テートルース小屋で休めると思っていたのになぁ〜と思ってもガイドは絶対なのでそのまま雪渓を直登していきました。
雪渓が終わって少し登ると、落石で名高い大クーロワールの所に出た。ここは年に何人かの人が落石にあうらしい・・・反対から来る人との合間を縫って急いで渡る。ここではステファンも緊張していたようだ、でも渡りきったところがいきなりの岩登りでクランポンを付けての岩登りは経験がないので大変です。なんとかよじ登り稜線にでたところでクランポンを外してここで少し休憩。上を見上げたら尾根を突き上げた遙か彼方に銀色に光るグーテ小屋が見える。えーーこんなところを登ってあそこまで行くの?大変だ。
バイヨ岩稜帯を拡大
ガイドのステファン37歳、3歳と1歳の子持ち(笑)
マウス置いて見てね(^^) |
グーテ小屋までは傾斜のきつい岩・岩の岩稜帯を約600メートル登る。下りてくる人もいて、すれ違いに神経を使う。所々に確保用かな?ワイヤーや鉄の棒が渡してあり上に行くほど傾斜が急になって雪も出で来る。確保してもらってはいても緊張の連続でした。明日、ここを下りるのは大変だなぁなどと思いながらやっとの事でグーテ小屋に到着・・・・グーテ小屋はエーギュ・デユ・グーテ北峰のわずかに下の崖にへばり付くように建っている、思っていたより小作りのヒュッテです。小屋の前側の小さなスペースが通路になっていて、手すりが有るだけで下を見たら・・・わぁおーー
小屋について暖かいスープ(ステファンお薦め)を飲んでやっと人心地が着いた。そして缶ビールでカンパイ(笑)小屋は日本の山小屋と一緒で二段のカイコ棚、マットレスに二枚の毛布です。小さな小屋なので直ぐに満員に、でも基本的に予約制だからか詰め込みはしないので、遅く来た人達は食堂などに寝ていました。ステファンが寝る場所を指定してくれて、夕食は6時だからと教えてくれた。そしてテルモスとヘルメットを預ける。ここは富士山よりも高いところに有る小屋、登ってくるまでに汗をかいてしまったので、下着が濡れていて寒い!!持っている物全部来て毛布を二枚かぶってとにかく下着が乾くまで震えていました。やっぱり一枚着替えを持ってくれば良かった。
小屋の受付 |
食堂は満員です |
厨房の中・・・ガイドさん達は夕食の
後かたづけを手伝っていた(笑) |
日本の山小屋と一緒ですね。
でも、毛布変な匂いしなかった(笑) |
夕食まで少し仮眠、夕食は初めにスープ・ソーセージとマッシュポテト(おかわり自由)最後にチーズとデザートがでた。お味は・・・まあまあ(笑)あんなに寒かった小屋も、人がたくさん入ってくると暑いくらいに、隣は大柄なフランス人でしたわ(笑)ご飯を食べ終わって少し外で景色を見ていたら、日本人のグループの人達が居た。男性5人でガイドを雇うとゆっくり登れないからとガイドは雇ってないとのことでした。
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